2006-03-26 うつせみ 下り坂 入院を知らせる電話の最中、携帯電話がふるえて30秒後に電源が切れると警告してきた。のこされた30秒でなんとか会話をきりあげると、直後、再びぶーんとうなりをあげて、それを最後に画面が暗転した。てのひらに余熱を感じながらぱたん、ととじると、電池のきれた機体は心なしか軽く感じられる。