赤いポリタンクは季節によって違うものに見える。両腕に下げてバランスを取りながら階段をのぼり、とろとろと朱色の炎をゆらしている黒い鉄製のストーブにたどり着いたら、まずかじかんだ手をあぶる。感覚が戻ったら給油口のふたを取り、ポリタンクを傾けて…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。