2006-07-15 針が折れそう 情景 ほとんど真上から照りつける強烈な日差しが、ものの影を路上に焼きつけている。ふだんは気にならない電線でさえ、フロントガラスを右から左へ、左から右へとシャープな線を走らせる。この道を上から見たら、道路脇の緑の布をはぎ合わせようとしてからまった、ミシンの不規則な黒い糸に見えるだろうと思う。